ひざの負担を軽減!快適に歩くための「足爪」ケアとは…?

足爪の状態がよくないと、ひざ痛の原因にもなることをご存じですか?
足爪は、歩行時の蹴り出しを支えるなどで負荷がかかる重要な部位。しかし年齢と共に、爪が巻いたり厚くなるなどのトラブルが増えがちです。
すると靴との摩擦や圧迫で痛むため、かばおうとして歩く姿勢が崩れて、ひざの負担に。

こうした足爪のトラブルがあると転びやすくなり、寝たきりの原因にも。
健康寿命を延ばすため、医療費を抑えるためにも今回ご紹介する方法で正しいケアを始めましょう。

教えてくれたのは…
医師・下北沢病院院理事長 久道 勝也先生
順天堂大学皮膚科、米国ジョンズ・ホプキンス大学客員助教授などを経て、アジア唯一の足病総合病院を創設。治療や啓発活動を行う。

医師・久道勝也先生
医師・久道勝也先生

教えてくれたのは…
医師・下北沢病院院理事長
久道 勝也 先生
順天堂大学皮膚科、米国ジョンズ・ホプキンス大学客員助教授などを経て、アジア唯一の足病総合病院を創設。治療や啓発活動を行う。

目次

シルバー層の96.5%*で足爪トラブルが…!

爪が厚くなる、食い込む…そんなトラブルはありませんか?
高齢者の96.5%が、爪に問題があるそう。足爪トラブルがあると歩きにくいため、活動量が低下し、体力・筋力の衰えにも!

足爪のケアをおろそかにすると・・・
⚡ひざを痛める
⚡転びやすくなる

⚡歩けなくなる
⚡健康寿命が短くなる


心当たりのある方は、つぎでご紹介する「正しい爪切り」をチェックしてみましょう!

*:高齢者施設における皮膚疾患の大規模疫学調査、皮膚真菌症遠隔診断技術の開発、ならびに治療指針の策定
(東京女子医大皮膚科 常深らによる東京都練馬区と大島町の特別養護老人ホーム2件と老人保健施設1件での研究)

できてますか?正しい爪切り

爪には指先を衝撃から守る役割もあります。指よりも短く切ると、この役割が十分に果たせません。
ご紹介する正しい爪の切り方で、足のトラブルを防ぎましょう。

NG な切り方

丸く切るのはダメ!
指の形に沿わせて切るのは×。
両端の角を大きく斜めに切ると、爪に内向きに巻く力が働き、
巻き爪や、爪が肉に食い込む原因に。


深爪はダメ!
深爪をすると、爪からはみ出た部分の皮膚が盛り上がり、
爪が前方向に伸びにくくなります。
爪が厚くなったり、内側に曲がる原因に。

OK な切り方

まっすぐに切る!
足の爪は丸みをつけず、まっすぐ平らに切るのが正解。
指先を守り、爪のトラブルが起こりにくくなります。


指の長さに!
爪の長さは指の長さと同じか、やや長めくらいに。
先端の白い部分がかなり残っても、必ずこの長さは確保して。


\正しい爪の切り方/

まっすぐ平らに切る(指の長さより短くならないように注意!)
とがった角を爪ヤスリで少し削る

OKな例にならって正しい切り方を実践してみましょう!
次では、正しい爪切りだけでは補えない「巻き爪」「肥厚爪」などトラブル別に対策をご紹介します。

足爪トラブル別!ケア方法をご紹介

正しい爪切りをした上で、トラブルに応じたケアを。
改善しなければ早めに皮膚科などを受診して。特に糖尿病の方は、足先の感覚が鈍りがちなので要注意。

最後に

いかがでしたか?ご紹介した方法で正しく足爪ケアをして快適な歩みを続けてまいりましょう♪

また、今回のテーマに合わせて「爪を強くするレシピ」を次のページで掲載しております!
ぜひご覧いただき、足爪ケアにご活用ください♪


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