一生おいしく食べ続けるための「噛むトレ」習慣

食事で噛みづらさを感じたり、柔らかいものばかり食べていませんか?そのままにしておくと、病気や不調を招く恐れが!

「ロの老化は気づきにくいですが、加齢とともに噛む力は衰えます。それに加え、柔らかいものばかり食べていると、さらに筋力は低下。食べられる食材が限られ、栄養が偏るように。食欲もなくなり、全身の衰えにつながります」(歯科医師・会田光一先生)

食べたいものをおいしく食べ続けるためにも、「噛むトレ」で口まわりを鍛えましょう。

教えてくれたのは…
会田 光一先生
歯科医師。高輪クリニック理事長。一般的な歯科疾患の治療だけでなく、根本原因の改善や全身の健康を考慮した歯科医療を提供している。

会田 光一先生
目次

噛む力が衰えると老化が進む!

噛む力は「咀嚼筋」と呼ばれる複数の筋肉に支えられています。これらは、あご関節の安定や唾液の分泌、脳への刺激など、さまざまな働きが。そのため、噛む力が衰えると老化や病気を引き起こすように。

こんなサイン、見逃さないで!
▢硬い食材を避けるようになった
▢ロの中に食べ物が残りやすくなった
▢食事中にむせやすくなった
▢食べていると疲れを感じる
▢「タ・チ・ツ・テ・ト」「パ・ピ・プ・ペ・ポ」が言いにくくなった
※1つでも当てはまったら嚙む力が衰えています

1日2分から実践できる、一生おいしく食べ続けるためのトレーニング「噛むトレ」を試してみましょう!

「噛むトレ」でお口を強化

口まわりの弱った筋肉を動かして、噛む力を鍛えましょう。
ますは1週間続けると、効果を実感しやすくなります。

げんこつマッサージ

「側頭筋」をゆるめると、ロまわりの血流がアップ。口が開きやすくなり、しっかり噛めるように。

➀両手で軽くげんこつを作り、第1~第2関節の間をこめかみに当てる。このとき、歯は食いしばらない。

➁グリグリと円を描くように20秒ほど回す。少し位置をずらして2~3回繰り返す。

ほおトレ

食べ物を口の中で動かし奥歯へ送る筋肉を鍛えて、噛む力をサポートします。

➀口をしっかりと閉じ、片方のほおを風船のように膨らませ、5秒間キープする。

➁一度ゆるめたら、反対側も同様に膨らませる。①、②を10回繰り返す。

あごトレ

4つの咀嚼筋にアプローチしてあご関節の可動域を広げ、噛む力を高めます。

➀下あごを前に大きく突き出す。

➁そのまま左右に10回動かす。

さらに、噛む力をアップするための健口習慣もチェック!

噛む力をアップする健ロ習帽

噛む力は、毎日の食事やちょっとした習慣で少しずつ鍛えられます。
日頃から意識して、しっかり噛める口を目指しましょう。

いつもの食事に「ひと噛み」をプラス

毎日の食事は、歯ごたえのあるものを取り入れるのがポイント。食材を大きめに切ったり、やわらかい料理には砕いたナッツや刻んだたくあんなどをプラスして。

1ロ30回、左右の奥歯で均等に噛む

食べるときは1口30回を目安に、しっかり噛みましょう。また、左右の奥歯をバランスよく使って、咀嚼筋を均等に鍛えることも大切。唾液量が増え、消化力もアップします。

5分ガムトレであごと舌を強化

噛む力は舌と連動しています。舌の力が弱いと食べ物を奥歯に運べません。ガムを噛むトレーニングは両方の強化に有効です。左右の奥歯で5分ほど噛み、丸めて舌で上あごに薄く押し広げます。キシリトール100%を選んで。

定期的に歯科検診を受ける

歯科医院では専用機器を使って、保険適用で噛む力を測定できます。また、差し歯や入れ歯の状態も噛む力に影響するため、3カ月に1回は定期検診を受けましょう。

最後に

いかがでしたか?一生おいしく食べ続けるための「噛むトレ」習慣。
次のページでは今月のレシピをご紹介!
「噛むかむレシピ」ぜひご覧ください✨


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