風邪・冷え・疲れ…その原因「冬型栄養失調」かも

冬の体は、体温を維持するために1年で最も基礎代謝が高い状態。それゆえ、たくさんの栄養を必要とします。
エネルギー代謝に欠かせないビタミンの消費量も増加。他の季節と同じように食事をしていると、気がつないうちに栄養不足に陥ることがあります。

これが〝冬型栄養失調〞です。

冬型栄養失調になると体の機能が低下し、風邪をひきやすくなったり、疲れやすくなったりと、さまざまな不調が。そこで、冬も元気に過ごせる、栄養の摂り方をご紹介します。

教えてくれたのは…
管理栄養士 清水加奈子 先生
国立北京中医薬大学で学び、国際中医薬膳師の資格も持つ。多数のメディアでレシピの提案や監修を行っている。

管理栄養士 清水加奈子先生
管理栄養士 清水加奈子先生

教えてくれたのは…
管理栄養士 清水加奈子 先生
国立北京中医薬大学で学び、国際中医薬膳師の資格も持つ。多数のメディアでレシピの提案や監修を行っている。

目次

冬に不調が起こりやすくなるワケ

冬の体のはたらきのメカニズムがわかると対策も立てやすいもの。
なぜ冬に不調が起こるのか、つぎの図をご覧ください!

栄養不足が原因で起こる冬の不調。
つぎでご紹介する「冬型栄養失調に効果がある食べ物」をチェックしましょう!

冬型栄養失調に効果がある食べ物

不調のタイプによって、改善に必要な栄養素が違ってきます。含有量の豊富な食材を積極的に摂って、栄養失調を防ぎましょう。

🌀【不調①】風邪をひきやすい
➡ビタミンA・C・Eが不足

免疫力が低下していると、風邪をひきやすくなります。免疫力を低下させる「活性酸素」の働きを抑えるには、ビタミンA・C・Eが有効。同時に摂ることで効果がアップします。

※野菜の「β-カロテン」は体内でビタミンAに変換されます。

🌀【不調②】冷えがつらい
➡ビタミンEが不足

冷えの大きな原因は、体内の血流が悪いこと。ビタミンEは、末梢血管を拡張して血流をよくします。また、血管の伸縮をコントロールする自律神経を整える作用も。

🌀【不調③】疲れやすい
➡ビタミンB₁が不足

しっかり食べているのに疲れやすいという人は、ビタミンB₁が足りていないのかも。糖質をエネルギーに変える際に欠かせない栄養素で、疲労物質の除去にも役立ちます。

最後に

いかがでしたか?ご紹介した食材を積極的にとり入れて冬の不調を防ぎましょう♪

また、今回のテーマに合わせて「冬型栄養失調を防ぐレシピ」を次のページで掲載しております!
ぜひご覧いただき、冬の風邪、冷え、疲れの予防にご活用ください♪


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