秋の味覚で免疫力アップ

夏でたまった疲れに加えて、昼夜の寒暖差が体にこたえるこの時期。免疫力が低下し、体調を崩しやすくなります。

「免疫とは、病原体などから私たちの体を守るために備わった仕組みです。免疫細胞を活発に働かせるには、適度な運動や十分な睡眠に加えて、バランスの取れた食事が欠かせません。特にビタミン類やポリフェノールなどの抗酸化物質、食物繊維といった栄養素を意識的に摂ることが大切です」(清水加奈子先生)

旬を迎えた秋の味覚には、免疫力を高める栄養素がたっぷり含まれています。おいしく味わいながら、健康な体を作るための土台を築いていきましょう。

教えてくれたのは…
清水 加奈子先生
管理栄養士。国際中医薬膳師。調理師の資格を持ち、多数のメディアでレシピの提案や監修を行う。

清水 加奈子先生
目次

「免疫力」アップ!秋の味覚4選

「何かと体調がすぐれない」という人は、免疫力が低下しているのかも。
免疫力を整える食材で、体の内側から元気を取り戻しましょう。

野菜で丈夫な体を作る

秋野菜や芋に含まれる「ビタミンA・C・E」には、免疫力を高める抗酸化作用があります。3種類を一緒に摂ることで相乗効果も。れんこんの「タンニン」も強い抗酸化物質を含みます。

果物で疲労を回復

果物に含まれる「果糖」は、すばやくエネルギーに変換されるため疲労回復に大きな効果が。りんごに含まれる「リンゴ酸」や「クエン酸」には、体内の疲労物質を分解する働きも。

きのこで腸内環境を整える

腸には体全体の約7割の免疫細胞が集まっており、腸内環境は免疫力と深く関わっています。しいたけや舞茸には、腸内環境を整える食物繊維の一種「β-グルカン」が豊富でおすすめ。

で血液の流れを改善

秋鮭やさんま・かつおなどの油に含まれる「DHA」や「EPA」には、血液の流れを改善する作用があります。さらに、鮭には抗酸化物質「アスタキサンチン」も豊富。

最後に

いかがでしたか?秋の味覚で免疫力をアップさせましょう。
次のページでは今月のレシピをご紹介!
「不調知らずの体を作るレシピ」ぜひご覧ください✨


【注目】人気の記事はこちら

ツラ~い腰痛が楽になる「1分ちょいトレ」

3つの”若返りホルモン”で老化を防ぐ

シニア世代の’新しい’眠り方

目次