「ひざサポーターって使ったほうがいいの?」という声をよく聞きます。その答えは「ひざに少しでも違和感があったら、すぐに始め、使い続けて守るのが正解」です。
「ひざ痛を引き起こす原因とは、骨と骨をつなぐじん帯の劣化です。加齢によってじん帯が衰えると、関節内に隙間ができます。すると骨を覆う軟骨がぶつかり合ってすり減り、炎症を起こします。この対策となるのがサポーターなんです」(原田一志先生)
サポーターは弱ったじん帯を補助し、関節を安定させてひざの負担を楽に。
サポーターを身に着けて、軽やかに歩きましょう!
教えてくれたのは…
原田 一志先生
スポーツ医科学者。トレーナーとして、企業や団体にコンディショニング指導やスポーツ医科学アドバイスを行っている。
教えてくれたのは…
原田 一志先生
スポーツ医科学者。トレーナーとして、企業や団体にコンディショニング指導やスポーツ医科学アドバイスを行っている。
ひざを助ける3つのポイント
サポーターはどのようにひざを助けるのでしょうか?
3つのポイントを見てみましょう!
劣化したじん帯をサポートする
じん帯は骨と骨をつなぐガムテープのようなもの。切れたり劣化すると骨の動きが不安定に。サポーターは衰えたじん帯を補助します。
ひざ軟骨がすり減るのを防ぐ
ひざ軟骨は4mmほどしかなく、加齢とともにすり減っていきます。サポーターを使うことでひざ関節が安定し、軟骨がすり減りにくくなります。
温め効果で「関節液」をなめらかに
サポーターでカバーすると、ひざが温まり、関節内にある潤滑油「関節液」がなめらかに。関節の動きをスムーズにしてくれます。
サポーターの働きが分かったところで、自分に合うものを探してみましょう!
自分に合うサポーターの選び方
サポーターはひざの状態や用途に合わせて選ぶことが大切。
サイズ感や使用感など、よく吟味しましょう。
違和感が出てきたらすぐ!筒形タイプでサポート
日常生活でひざに違和感が出始めたら、筒形サポーターを使いましょう。サポーターがじん帯の代わりとなってひざを安定させるには、生地を引っ張ってもすぐに引っ張り返す力が強いものを選ぶことが大切です。
違和感が進んだら芯入りでひざを安定
違和感が強くなったら、ひざの両側に芯材が入ったタイプを。芯材が長いほど、サポート力は強くなります。
ニーハイタイプで脚の疲れをカバー
ふくらはぎ部に着圧機能が付いたタイプは、むくみや疲労を軽減します。長時間着けても快適に。
激しい運動ならベルトタイプも
激しいスポーツをする場合は、よりサポート力が強いベルトタイプを。ただし長時間使うのには向きません。
きつく感じるくらい圧迫の強いものが◎
サポーターは動きが楽なものを選びがちですが、これでは効果が期待できません。きつく感じるくらい圧迫が強いものが正解。皮膚がうっ血していなければ問題ありません。特に、ひざのお皿の下にある関節部分の生地が浮かず、きちんとフィットしていることを確かめて。
ひざを曲げて締め付け具合をチェック
正しい位置にサポーターを着けたら、その場で数回、スクワットのようにひざを曲げてみましょう。痛くて仕方がない、またはゆるくてずれてしまう時はサイズを見直して。
※症状によってはサポーターを着けることが逆効果になることもありえます。ご使用前に、主治医にご相談ください。
正しい着け方でサポーターの効果UP!
サポーターの効果を十分に発揮させる着け方のコツをご紹介!
正しく使って、ひざの負担を和らげましょう。
椅子に座った状態でサポーターを着け、ひざを伸ばして位置を調整します。歩いていると下がってずれやすいので、ひざのお皿の少し上くらいまで伸ばして合わせるのがポイント。
どんなにきついサポーターを着けていても、歩いているうちにずれてしまうのは仕方がないこと。ずれに気づいたら、正しい位置に着け直しましょう。
筒形タイプはひざ関節の一部分や神経を圧迫するものではないので、長時間着けていても問題ありません。ただし、足を動かす必要がない就寝時は外しておきましょう。
同じサポーターをずっと使わない
サポーターは、使っているうちに生地が伸びていきます。ゆるんだサポーターでは、ひざをサポートできません。目安として、ひんぱんに使う場合、年に1度は買い替えを。
肌が弱い人はこまめに手入れを
汗による塩分が肌の刺激になるので、肌が弱い人や汚れが気になる場合は定期的に洗濯を。通気性や吸湿性のある生地を使ったサポーターなら、一年中快適に使用できます。
最後に
いかがでしたか?
ひざサポーターを上手に活用して、快適なウォーキングをお楽しみください♪
次のページでは弊社の大人気サポーター「ぐっと支え~るW」をご紹介中!
ぜひご覧ください✨
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