自分の血管の状態をご存じですか?
健康診断は問題がなくても、実はボロボロかもしれません。
血管はもともと弾力性があってしなやかですが、加齢や偏った食生活によって硬くなります。すると血流が悪くなり、不調の原因に。
「血管が硬くなり、血管の内側にコレステロールなどが付着した動脈硬化になると、心筋梗塞など命にかかわる病気につながります」(杉岡充爾先生)
血管を若返らせるには、血管をやわらかくする一酸化窒素 (NO) がカギに。
NOを増やすストレッチを、今日から始めましょう!
教えてくれたのは…
杉岡 充爾先生
医学博士。すぎおかクリニック院長。救急医療に約20年携わった経験から、血管の健康の大切さを広く発信している。
教えてくれたのは…
杉岡 充爾先生
医学博士。すぎおかクリニック院長。救急医療に約20年携わった経験から、血管の健康の大切さを広く発信している。
一酸化窒素(NO)は血管強化のカギ
まずは一酸化炭素(NO)は血管強化にどのように影響しているのか、ご紹介します!
そもそも「一酸化炭素(NO)」とは?
NOが分泌されるとやわらか血管になって血流アップ
NOは血管の内側にある「血管内皮細胞」から分泌される気体。
血管をやわらかくして広げ、血液の流れを良くする働きがあります。
一酸化炭素(NO)の分泌量が血管に与える影響
一酸化炭素(NO)が少ない・多い血管では下記のような違いが出てきてしまいます。
NOが少ない血管
古いゴムホースのように硬い血管は、内側にコレステロールなどがたまり、血流が悪くなる。
▼▼▼
NOが多い血管
しなやかな血管になると血流が改善。全身のすみずみに酸素や栄養が行きわたり健康に。
さらに、一酸化炭素(NO)の分泌量は年齢とともにどんどん低下。
しかし、ストレッチで一酸化炭素(NO)の分泌量が増加するといいます。
次でご紹介するストレッチを試して一酸化炭素(NO)を増やしましょう!
「寝ながら血管ストレッチ」のやり方
体にギューッと力を入れて、フゥ~と脱力。
これを繰り返してNOを増やし、血管をやわらかくしましょう!
朝にやりましょう!
朝に行うと、睡眠中に硬くなった筋肉も血管と一緒にほぐれて、血流がアップ。夜行うと交感神経が高まり、眠りにくくなるので避けて。
冷えやむくみの解消にも
やわらかな血管で効率よく血液が運ばれると、体内の余分な水分や老廃物が排出されます。冷えやむくみの解消にもおすすめ。
血管が老化するNG習慣
ふだん何気なくやっていることが、実は血管を痛めつけているかも?
「ドキッ!」とした人は、今日から見直しましょう。
スマホやパソコンのブルーライトは、血管を極度に収縮させます。また、睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌を妨げるため、自律神経が乱れて血流も悪化することに。
心身の緊張状態が続いたり、大きなストレスがかかると、血管は突然けいれんを起こして強く収縮し、血管が詰まる原因に。感動したり、楽しむことで心を解放しましょう。
血管の若さを保つには、血流に緩急をつけ、動かすことが大切です。ダラダラした生活は血管を広げっぱなしにし、動きを弱めることに。規則正しい生活で、血流に良いリズムを。
カルシウムは、吸収を助けるマグネシウムと一緒に摂らないと血管に蓄積し、血流が悪くなります。マグネシウムを多く含む海藻類や大豆、アーモンド、ごまなどと一緒に摂って。
最後に
いかがでしたか?寝ながら血管ストレッチで全身若返り、是非お試しください♪
次のページでは今月のレシピをご紹介!
「血管を元気にするレシピ」ぜひご覧ください✨
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