「骨卒中」を知っていますか?
「脳卒中」と同様に、生命を脅かす骨折のこと。若い頃の単なる骨折と違い、「骨粗しょう症」が原因で起こる骨折は注意が必要です。
「加齢と共に、新しい骨をつくる力も速度も落ちてきます。すると骨粗しょう症を発症しやすくなり、骨卒中につながるのです」(太田博明先生)
骨がもろくなると、一度の骨折で次々と骨折が連鎖する「ドミノ骨折」の危険も。骨カをアップさせ、骨折しにくい骨をつくりましょう!
教えてくれたのは…
太田 博明 先生
医師。川崎医科大学産婦人科学特任教授、同大総合医療センター産婦人科特任部長。日本の骨粗しょう症分野の第一人者。
教えてくれたのは…
太田 博明 先生
医師。川崎医科大学産婦人科学特任教授、同大総合医療センター産婦人科特任部長。日本の骨粗しょう症分野の第一人者。
「ドミノ骨折」にご用心!
大腿骨骨折後の5年生存率は約50%!
次のドミノ骨折の例を見てみましょう。
ドミノ骨折の対策のために今からできることをはじめていきましょう!
骨を強くする3つのコツ習慣
骨は何歳からでも若返らせることができます。
日常生活にちょっとした工夫を取り入れ、骨力をアップさせましよう!
骨を強くする食べ方のポイント
骨にはカルシウムだけでなく、他にも重要な栄養素が。欠かさず摂るようにしましょう!
骨をつくるために必須な4つの栄養素
骨の主成分カルシウム
骨に重要な栄養素でありながら体内に吸収されにくいため、ビタミンDやビタミンKと一緒に摂取を。
豊富な食材/牛乳・小松菜・小魚・大豆製品
骨の土台となるたんぱく質
骨の梁(中心部)をつくる「コラーゲン」の材料に。骨の強度を高め、折れにくくします。
豊富な食材/肉・魚・卵・大豆製品
カルシウムの吸収を助けるビタミンD
カルシウムが腸から吸収されるのを助け、骨の強度を高める働きをします。骨折リスク軽減に欠かせません。
豊富な食材/鮭、イワシ、サンマ
カルシウムの骨への沈着を助けるビタミンK
骨の「オステオカルシン」という成分を活性化して、カルシウムの骨への沈着を促したり、流出を防ぎます。
豊富な食材/納豆、小松菜、ブロッコリー
手軽にできる「食べる骨活」
納豆1日1パックで骨折リスクが軽減
納豆を毎日食べる人は、週1回未満の人に比べて骨折リスクが半減するというデータが。
油と摂ると、ビタミンKの吸収率がアップ。
お手製ふりかけや間食で
カルシウム補給
小魚などを使ったふりかけを作り置きしておくと、手軽にカルシウムの補給に。
間食にヨーグルトやチーズを食べるのも◎。
日々の習慣に加え、これらの食事のコツを通して骨を強くしましょう!
最後に
いかがでしたか? 今日から試せるちょっとした習慣をとりいれてみてください♪
次のページで今月のレシピをご紹介!
「丈夫な骨を作るレシピ」ぜひご覧ください✨