3つの”若返りホルモン”で老化を防ぐ

若々しい体を保つ秘訣は「ホルモン」にあることをご存じでしたか?

「ホルモンは心身のさまざまな働きを調節する物質で、100種以上あります。なかでも注目なのが、細胞の修復や新陳代謝を促し、老化の進行を抑制する”若返りホルモン”です。加齢とともに分泌量は減りますが、生活習慣の工夫で増やすことができますよ」(上符正志先生)

早速アップ習慣を取り入れて、いつまでも若々しく!

教えてくれたのは…
上符 正志先生
銀座上符メディカルクリニック院長。NYの最先端治療プログラムを導入し、病気の予防・アンチエイジングの重要性を提唱している。

上符 正志先生
目次

若返りホルモンって何があるの?

いつまでも若々しくいるために重要な3つの「若返りホルモン」をご紹介!

意欲・活力アップ DHEA

「ホルモンの母」と呼ばれ、50種類以上のホルモンの元になる。意欲や活力を生む若さの源。DHEAが減ると、全身の機能の衰えに。

健康長寿 アディポネクチン

血管のしなやかさを保つほか、脂肪を燃やして中性脂肪値を低下させるホルモン。生活習慣病を防ぎ、健康長寿をサポートする。

細胞を若返らせる 成長ホルモン

皮膚や筋肉、臓器の細胞を修復し、新しく作り替えるホルモン。肌の弾力や筋肉の維持など、若々しい体のキープには欠かせない。

これらの若返りホルモンを増やすのに効果的な習慣は、次をチェック!

若返りホルモンアップ習慣

若返りホルモンは日常生活のちょっとした工夫でアップさせることができます。
今回は上符先生イチオシの6選をご紹介!

ウォーキングで内臓脂肪を減らす

内臓脂肪が増えると、アディポネクチンの分泌量は減少します。ウォーキングに早歩きを取り入れるなど、キツめの運動で脂肪を減らして。

寝る前に牛乳を飲んでたんぱく質を補給

成長ホルモンの原料はたんぱく質。寝る30分ほど前にコップ1杯程度の牛乳を飲むと分泌量がアップします。温めると快眠効果も◎。

快眠習慣でホルモン分泌を促す

若返りホルモンは睡眠中に分泌量が増えます。就寝2時間前には入浴して、スマホの使用を控えるなど、快眠習慣で睡眠の質を高めて。

大いに笑ってストレスを解消する

ストレスを感じると、DHEAが減ってしまいます。笑うと副交感神経が優位になり、ストレスを解消。DHEAの分泌量を増やします。

踏み台昇降で下半身を鍛える

大きな筋肉を刺激するとDHEAや成長ホルモンが増えることがわかっています。踏み台昇降など、下半身を鍛える運動を取り入れて。

新しいことに挑戦して脳を刺激する

新しいことに挑戦するなど、前向きな気持ちを持っことでDHEAの分泌量はアップします。好きなことに没頭するのも効果的です。

若返りホルモンを作るおすすめ食材

ホルモンは私たちが食べたものから作られます。バランスの取れた食事に加え、ホルモンの分泌を活性化させる食材を摂りましょう。

DHEA

DHEAの原料は「コレステロール」。摂りすぎると動脈硬化の原因になりますが、控えすぎもNG 。普段の食事で卵や乳製品などから摂り入れるようにしましょう。卵は1日2個程度はOKとされています。

成長ホルモン

成長ホルモンの主成分は、アミノ酸の「アルギニン」と「オルニチン」。アルギニンは肉や魚に、オルニチンはしじみに多く含まれています。加齢とともに肉を控える人も多いですが、週に何回かは食べる習慣を。

アディポネクチン

さばなど青魚に含まれる「DHA」や「EPA」、大豆製品に含まれる「β‐コングリシニン」にはアディポネクチンの分泌量を増やす作用があります。これらの食材を積極的に摂って。

最後に

いかがでしたか?3つの若返りホルモンで老化を防ぎましょう。
次のページでは今月のレシピをご紹介!
「若返りホルモンUPレシピ」ぜひご覧ください✨


【注目】人気の記事はこちら

シニア世代の’新しい’眠り方

一生自分の歯を保つ「お口ケアの新常識」

「春の熱中症」を防ぐ体のつくり方

目次